2008/09/23

DAY4:ハーフドーム登頂!

おはようございます。まだ5時半ですが出発です。
積算で44197歩からですね。


炭鉱夫ではありません。
真っ暗なのでヘッドライトを頼りに歩きます。

月明かりもこれっぽっちじゃ、役に立ちません。

15分ほど歩いてトレイルの起点へつきました。

距離が書いてありますが、、、遠い。
予定では往復で25km、高度差は1400mあります。

そうそう、クマさん注意のエリアです。
まあ、ヒグマやグリズリーではないので、
遭遇しても命にはかかわらないはずですが。。。
でもビクつきながらあるきます。


白んできました。

岩肌も見え始めます

この橋で舗装が終わります

ここはらはこんな感じ。
整備はしっかりさてれいます。


寝不足で疲れています

まず下のバーナル滝の上を目指します。
道がどんどん急になり、ついに石段です。



この壁にへばりつくように道があります


せまい!手すりがなかったらイヤだ。


しかも石段が頼りないです


登りきりました。右上が滝の落ちる場所。
手すり越しに撮影。

見あげるとハーフドームが日を浴びて遠くに見えました。
高いな!いけるのか、本当に!

コレはなんでしょうか?

水のボトルでした。ちょっとしたユーモアで疲れをほぐすグッズです。


次は上のネバダ滝。
見え始めました


こちらは高いです。あの上までまず登らないと、、


ここも石積みの階段。
絶壁につづら折れになって続きます

滝の中間点ですが、頂上まではまだ中間点の手前。
まじですか!

2.5マイル(4km)きました。
まだまだじゃん。


えーと12300歩ほどです。この3倍は歩くんですよ。。。


鳥さん。青くてきれいです。よく見ました。
幸せの青い鳥ってこいつのことか?


ここで登りは一休み。
氷河が削った谷から抜け出し、
ハイシエラという大自然のエリアです。

右手にはマーセド川が。
さっきの滝の川です。

でかい松ぼっくり!
足は25cmです。

登り再開!ここからグングン登ります。
まだ元気。


高度計によると2165m。あと300mぐらいかな?

自分撮り


見えましたよ、あればハーフドームの裏側です。

大きな岩壁の上にちょこっと乗っているところが頂上の一枚岩。

谷底から既にこれだけ登ってきました。
でもまだ登ります。

振り向けば森林がなくなり始めました。
森林限界を超えてきたということです。


ここまで来ましたが、、、どこからのぼれるんだ
急すぎだろ!
正解は右下の緑が転々としているあたりに登山道があります。


こんな感じ。

すでに手すりなんか作ってくれるエリアではありません。
遠くの山を見ながら登りたいところですが、見るのは足元のみ。

木だって岩の間に生えるので曲がってます。

さすがに疲れた山男


ハイシエラの絶景

違う方向。これが全部ヨセミテですが、
観光客の人が観れるのは谷の一部だけです。

怖いって、下を見ると。


斜度は30度ぐらいですね。

それにしてもこの道を作った人は偉い!


すでに階段がなくなり、適当にその辺を登ります。

上の部分が目の前にせまってきます。
これこそ「どうやって登れって言うんだよ」って感じ


目を凝らしてください、人が豆粒のように見えますか?

ここに2本のワイヤーが張ってあり、
2mぐらいごとに足場の木の板があります。
ここをすべる足元を手の力で登ります!

最終フェイズを前にびびる山男とびびるサーファー


ここで諦める人も多いです。
本当に実物は常識はずれに急なんです。

長さも200m以上、高さも130m程度。
それを手で登れと、、、

ワイヤーもピンとなんて張ってません。
遊んでますし、足場も揺れます

しばし葛藤。
「せっかくここまできたから登るぞ!」
「滑落したら死ぬぞ」


使用済みの手袋が用意されています。
ぼくはホームセンターで人工皮革の作業用手袋を買ってきました。

意を決して、行きます!

登りだしたら一区間づつしか息が持ちませんが、
高所恐怖症じゃないので結構余裕。
片手で支えながら片手で撮影。
45度は確実にあります。

途中で休みながら記念撮影。
心肺機能が追いつきませんが、腕は結構余裕です。
この時ほどサーフィンをしていて助かったことはありません。
両方とも腕の外側の筋肉を使います。
そして生活では使わない筋肉です。

登頂!麓から29634歩(積算73138歩)。
12:30ですから登りだしてから約6時間半。

さて、遅れている山男を待ちます。

遅れること10分ほど、彼も登ってきました。
相当ばてたようです。オーバー・ウエイトだな。

ここが下から見えるオーバーハングの部分。

アップだとこうなります。
下の森の中の白い部分が泊まっているエリアです。

僕も手前の絶壁の上でお決まりの下眺めのポーズ。
中空の右手のカメラの下は1400m落ちているわけです。



逆向き。向こうのでっぱりにも人がいますが、
僕もあんな感じです。
相棒の山男は高所恐怖症が少しあるようで、
壁際にはきてくれませんでした。


山頂の風景。意外に岩の上は広いです。
ただし、ここでのキャンプは禁止です。


さて、下りのほうが恐怖だと、すれ違った人々が言っていたのでパッパと下ります。

後ろ向きにワイヤーにしがみついております。


僕は意外にも楽しく、あっという間に降りてしまいました。
ここでは余裕

こんな感じで降りてきます。
のぼりもくだりも同じ道なので
すれ違いが大変です。


下でもこの絶景。これを見ながらサンドイッチで昼食。
欲を言うとコーヒーが飲みたかった。

降ります。大半の事故は降りる時に起きるそうです。
気を引き締めていきます。

降りるのはあっという間。
さっきまで、あの頂上にいたんです。


岩場の下りは結構消耗します。
疲れた二人。

森の中を淡々と降ります。

みんなもだらだらと歩いてます

森をぬけ、川沿いまで来ました。

上のネバダ滝の上まで来ました。


左がハーフドーム。右より低く見えますが遠くにあるので錯覚です。

秋が来ていますね、、、このあたりから頭が痛くて絶不調。


往路とは違い、傾斜のなだらかな道を降りていきます。
ここは馬も通れる道なので馬糞で臭いです。


舗装に戻りました

そしてついにトレイル・ヘッドに帰りました。
ここからは道路を歩いてキャンプ・カーリーへ帰ります

足も痛いし、首も肩も背中も痛い。
全身がアウトな感じですがもう一息

見えたーーー。山男も足を引きずってます。


到着。56716歩!一日で歩く歩数じゃないな。
18:30から13時間。長かった!
もう何もしたくない

じつはあの後、30分ほど寝たら回復して
体が「なんでもいいから、食いもん入れろ!!」って言うので
とり放題の近くのカフェへ足を引きずっていきました。
僕らしくない食欲でがつがつ食べました。
失ったカロリーは入れろということですな。
と、いうわけで58018歩で長い長い一日が終了。

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